昔から小鳥の餌といえば、アワやヒエなどの穀類と、塩土、ボレー粉、葉物野菜が定番です。ただし・・・・その内容が問題なのです。間違った知識や認識不足により栄養性の病気になる子が後をたちません。
自分で食餌を選ぶとこができない小鳥たちに代わって、飼い主さんが栄養バランスのとれた正しい食餌を与えて、健康で長生きできるよう気をつけてあげましょう。
種子食の問題点
一般的な飼い鳥用配合飼料は、アワ、ヒエ、キビ、カナリーシードという4種類の種でできています。これらの種は低脂肪な反面、炭水化物の含有量が高く、多食すればカロリーの摂り過ぎとなります。加えて、市販の配合飼料は種子自体に古いものが多く、品質にもバラツキがあり、お勧めできるものではありません。
“殻付”か“むきえさ”か
この二つの違いは、お米で言うと玄米と白米くらいの違いがあります。どちらが体に良いかはご存知ですよね?
殻付餌が生きている(発芽することのできる)種なのに対して、ムキ餌は精白されているため、ミネラルやビタミンの含有量や鮮度が劣っています。粟玉だけで育ったヒナが栄養失調になりやすいのはこのためです。
でも、殻付なら全ていいわけではありません。種の鮮度や配合も栄養価に大きく作用します。
残念なことに、当院に初めて来院する小鳥の餌入れに入った殻付餌は、殆どがツヤの無いくすんだ色をしています。小鳥の口に入るまで、いったい収穫して何年が経過しているんだろう・・・見るたび心配になります。そうは言っても、飼い主さんがいい餌を与えたくても売っていないのだからしょうがないのです。
上の写真が当院で扱っているアメリカのサンシード社のフードです。
鳥種別に小型インコ用、中型インコ用、フィンチ用、幼鳥・病鳥用のコンディショナー、幼鳥用のパウダーフードの5種類を取り揃えてあります。
種はツヤツヤ・ピカピカ、大きさも日本のものより一回り大きくふっくらしています。土に撒けば芽が出る、生きた種なので、賞味期限も付いています。種だけでなく、ビタミンを配合したペレットも入っており、栄養バランスも優れています。
このフードがいかに優れているかを証明するこんなエピソードがあります。
サンシードのフードはアメリカから輸入しているのですが、輸入元で在庫が切れると船便のため1ヶ月以上品切れになってしまうことがありました。いつもこのフードを利用してもらっている飼い主さんにはやむを得ず市販の殻付を与えてもらうことになりました。
ところが市販の殻付きに変えたとたん、体調を崩す子が続出し、飼い主さんからは入荷日の問い合わせとクレームの電話が毎日のようにかかってきたのです。それからは輸入元とも協議して、なるべく品切れしないように在庫を十分確保しています。
また、フードの配達依頼で最も多いのもこの小鳥用フードです。県内はもとより、引越しで県外に行かれた飼い主さんからの注文も多く、日本全国に発送しています。
それぞれのフードの詳しい説明は、処方食のページでどうぞ!
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