●猫ウイルス性鼻気管炎(ヘルペスウイルス感染症)
くしゃみなどによる接触感染が主。目やに、鼻水、くしゃみ、咳など呼吸器系の症状をあらわします。非常に感染力の強いウイルスです。重症化すると肺炎おこすこともあります。子猫では死亡率も高い伝染病です。
よく他院でカゼなどと診断をうけて来院することがありますが、
「放っておいて治るのがカゼ。ヘルペスは持続感染して治り難いカゼよりも何倍もたちの悪い伝染病です」
●猫白血病ウイルス感染症
主に唾液を介して感染 、母から子への垂直感染もあります。免疫不全、慢性口内炎、貧血、他の病気との併発、リンパ腫など様々な症状をあらわします。。発症すると3年以内に80%が死亡 するといわれています。
●猫免疫不全ウイルス感染症(猫エイズ)
咬傷、喧嘩傷から血液感染 免疫不全に付随する体重減少、慢性下痢、慢性口内炎、呼吸器病、皮膚病などの二次感染症が頻発。最終的には死亡します。
上の3つの病気が猫の3大疾病です。
●猫汎白血球減少症(猫パルボ)
頻度は多くありませんが、時に流行的な発生を見ます。特に多頭飼育している施設や衛生管理の行き届かない病院からですら発生することがあります。(当院では発生例はありません)
便・嘔吐物による接触感染 。下痢、血便、嘔吐、著しい白血球減少が特徴です。
仔猫で死亡率が非常に高い伝染病です。
●疥癬症
特に頭部から侵されていくことの多い寄生虫性の伝染病です。独特の脱毛と、皮膚が厚くなったように見えるかさぶたが特徴。目に見えない小さなダニが皮膚にトンネルを掘るため、激烈なかゆみを伴います。放っておくと全身に波及します。
●下部尿路疾患
尿道炎や膀胱炎をはじめとする病気です。尿石が出来て閉塞すると尿毒症をおこして1日で死んでしまうこともある怖い病気です。体質もありますが、ほとんどが市販ドライフードが原因です。
治療中きちんと処方食をあげていても、飼い主さんがよくなったと思って市販フードに戻したとたん再発してしまうので注意が必要です。
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